ニキビの改善は、スキンケアと生活習慣の見直しから

思春期ニキビは脂性肌に多いです。でも、大人ニキビは脂性肌でも乾燥肌でもできます。実際わたしの場合も乾燥肌ですが、たまに顎などにニキビができるときがあります。チョコレートや落花生など食べたときに多かったと思います。

わたしと同じく、肌質に関係なくニキビができたことがある方は多いはずです。

ニキビは必ずしも皮脂分泌の多い脂性肌でできるとは限らない

ニキビができる原因は多岐にわたります。ホルモンバランスの乱れや免疫機能の低下に始まって、ストレスや不規則な生活習慣、かたよった食事や睡眠不足、運動不足などいろんなことからできます。

ニキビの始まりは角質の肥厚です。

毛穴の出口まわりの角質が厚くなって出口が狭くなり、やがてふさがるようになります。

皮脂が皮膚表面に流れて行けず、毛穴に詰まって面庖ができます。

面庖には開放面庖と閉鎖面庖の２種類があります。この段階で上手に芯だけ押し出せば、ニキビ痕にならずにきれいに治ることもあります。

炎症が起きて、膿になって、やがてはその膿が出るか吸収されます。

炎症が鎮まると、陥沒してニキビ痕となります。

ニキビ肌のスキンケア

洗顔

ニキビケアで大事なのは肌を清潔にたもつことです。

洗顔を丁寧にして、毛穴のつまりや、余分な角質や皮脂をしっかりとります。老化角質を除去するには酵素洗顔やホームピーリングがおすすめです。

油分の少ないスキンケア用品を使用

洗顔後は殺菌効果のある化粧水や、油分の少ない保湿美容液や乳液で肌を整えましょう。

ビタミンC誘導体

ビタミンCは皮脂を抑える効果があり、ニキビ予防にもなります。

ニキビ跡の赤みを薄くすることも期待できます。

ビタミンC誘導体配合の化粧品の使用後、肌が乾燥する場合がありますので使用後の保湿は入念に行いましょう。

ニキビ跡を薄くするお手入れ

ビタミンC誘導体やピーリングがおすすめです。

ニキビ跡は赤みが残るタイプ、シミが残るタイプ、陥沒が残るタイプと３種類ほどあります。

• 赤みが残るタイプはニキビが治った後も赤みだけ長期間残る場合があります。早く赤みを消すにはビタミンC誘導体入りの化粧品やイオン導入、もっと効果を上げたい場合はエステサロンなどでビタミンC誘導体のエレクトロポレーション導入を受けるといいでしょう。

• シミとして残るタイプは炎症性の色素沈着によるものです。日焼けなどした場合は一層消えにくくなりますの、日焼け止めなどはしっかり塗るようにしましょう。普段のお手入れで美白化粧品を使ったり、専門医やエステサロンのピーリングを受けると早く改善します。

• 陥沒が残るタイプは自宅でのお手入れなどでは改善しにくいので、美容皮膚科などの治療を受けるといいです。ピーリングや塗薬、レーザーを使った治療なども効果があります。エステサロンのハーブピーリングなどもニキビ跡が改善された実際症例が多いです。近くにありましたら、相談してみてください。

ニキビ改善食事睡眠

食事

ニキビの予防や改善のためにとりたい食事はビタミン類や食物繊維が豊富な食材です。

特にビタミンB1,B2は皮脂分泌を抑える効果があり、ビタミンEは角化異常や色素沈着を防ぐ役割をしますので積極的に摂りたいですね。

食物繊維はニキビを引き起こす危険のある便秘の改善に役立ちます。

睡眠

ニキビ肌の方だけでなく、美肌になりたい全員に言えることですが、規則正しい睡眠はお肌の正常な新陳代謝のためになくてはならない重要なことです。

肌のターンオーバーは約４週間の周期で行われます。でも、このターンオーバーは日中起きている時間には、血液が脳に多く集まっているため、行われることが難しいです。夜睡眠に入って、血液がちゃんと肌にも回って酸素と栄養を送り込むと、肌の再生と修復が始まります。

毎日６時間くらいの睡眠は確保し、規則正しい睡眠をとって、ホルモンバランスなどの乱れも修正していくことをこころかけましょう。

ニキビが多発して治療など必要な場合

慢性化したニキビは皮膚科でみてもらって、飲み薬や塗り薬を処方してもらいましょう。抗生物質やビタミンの内服は、毛穴の奥で進行している炎症を止めることができます。

また、ホルモンバランスの乱れの改善や皮膚の免疫を高めるための漢方を処方される場合もあります。

陥沒や色素沈着をなおすためにピーリングやビタミンC誘導体のイオン導入なども受けることができます。エステサロンでもピーリングやイオン導入エレクトロポレーション導入は受けられます。

ニキビはいろんな要素が絡まってできる肌ドラブル、スキンケアのみで解決するのは難しいです。適切なスキンケアに加え、食事、睡眠、運動などの生活習慣を改善し、ホルモンバランスや免疫などの体内バランスを整えることが解決の近道です。